想定外に4人の母となったイノシシ母、現在は認定こども園で保育教諭をしています。
ええ、これも想定外。
人生何が起こるかわからない。
わたくし実は、双子の育休中に保育士試験を受けて合格した
「あとから保育士組」なのです(そんなんあるんかい)。
さて、今回は、なんで保育士資格を取ろうと思ったか、のお話。
さかのぼること10数年前…
イノシシ母は大学を卒業し、とあるヨーロッパの国でインターンを行った後、
自然系博物館で教育系の仕事をしていました。
博物館って、古いものや、なんかよくわからない標本とかが飾ってあって
静かにしなくちゃいけなくて、ちょっと敷居の高い感じがする場所。
そんなイメージがある方もおられると思います。
展示してあるモノにフォーカスが当てられがちで、
もちろんそれがあっての博物館なんですが
そこに集まってくる人たちのまぁ面白いこと!
研究者の方の探究心や、
不思議や未知のことを、少しずつ地道にデータを集めて解き明かしていく粘り強さや、それに対峙するときのワクワク感あふれる顔。
実際は楽しいことばかりではないとは思いますが、
興味の対象と向き合うときの、そのモノに対する愛情があふれる顔や姿勢がたまらなくステキ。
それから、館の研究者ではないけれど、
アマチュアの研究者や、例えば昆虫少年のような
なにかに夢中になっている老若男女も博物館のヘビーユーザーとして活動しています。
休みを日を使って、必ずしも近所にあるとは限らない博物館に通って
自分の興味関心を深めている姿。
興味を共有する仲間と楽しく探究していく姿。
私は興味あるものがたくさんあって
一つのことに夢中になってずっと追い続けていくタイプでないので
そうやって一つのことに夢中になれる人たちをとても尊敬しています。
博物館で出会ったステキな人たちの持っている
学び続ける力、自分で行動し続ける力はどこから湧いてくるんだろう、
人生のどの時点で培われるものなんだろう、
それを考えていると、未就学の子ども時代がカギになっている気がして
「乳幼児期の学び」についてもっと知りたくなったのでした。
つづく